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誰もが持っている「宿命」と「運命」の違いと関係性について



よくドラマや小説や映画などで「宿命」や「運命」と言った言葉が使われます。

しかし、実際に本当の意味を知って使われている人はあまりいないのではないでしょうか?

一見同じような意味かと思われがちですが、実はこの2つの言葉には大きく異なるところがあります。

私が鑑定をする際にもまず誕生日からその人の宿命を導き出し、そこからアドバイスや助言をするように心がけています。

でないと、その人に適切なアドバイスができないからです。

おそらく多くの人は自分が生まれながらに持っている「宿命」がどういったものなのかを正確に知っていないでしょう。

そして、今自分が歩いている「運命」がどの道に繋がっているかも分かっていないはず。

でもそれは決しておかしなことではありませんし、むしろ普通。

なぜなら

今の社会において自分の「宿命」や「運命」を知る術がほとんど知られていないからです。

だからこそ、占いや鑑定と言ったものにすがる人が出てくるのです。

そこでここでは、宿命と運命のそれぞれの違いや正しい意味を教えるのと共に、自分の宿命の導き方についてもお話ししていきます。

宿命とは「変えることのできない不変のもの」

まず宿命について説明します。

宿命とは「宿る命」と書くように、生まれつき宿っていることを意味し、一般的に“変えることのできないもの”を指します。

例えば

生まれてくる両親(家庭)だったり 性別だったり 兄弟の有無だったり。

また、他の生物ではなく人間として生まれてきたことも宿命です。

そしてこの宿命によって、その人の性格や価値観などが形成されるのです。

六行易学ではこうした宿命を【水星】【木星】【月星】【火星】【金星】【土星】の6つの星に分類しています。

各星の特徴は次の通りです。

【水星】今を大事に明るく生きるポジティブ人間

恋も仕事も達成意欲をパワーにファイトを燃やす人。人の集まるところで本領発揮。豊かな社交性とサービス精神で目立つ存在に。持続力を磨いて成功をつかみましょう。

【木星】堅実な歩みで盤石の土台を築く苦労人

理性的で理論派でも義理堅い人情家。マルチな才能を発揮する器用さと、一芸に秀でる風流さもあり持ち味は多彩。遅咲きの花を自覚して、じっくり人生を築きましょう。

【月星】調和と平和の中で自由であることを願う人

公平、平等をモットーに人間愛に溢れる人情家。穏やかな安らぎを大事にして、重荷を背負わずシンプルな生活を心がけて。守るものがあるほど生き甲斐があり安定するでしょう。

【火星】逆境をバネに寒風に耐えて咲く冬の花

冷静で直感力もあり強い意志とパワーで、決めたことは着実に成し遂げる人。恋愛下手でも結婚生活は安定しそう。柔軟性を磨くことでさらに飛躍が期待できるでしょう。

【金星】好奇心旺盛な自由人。型破りなわりに純情派

活気に溢れ直感力、行動力は抜群です。明るく率直な分、ストレートな物言いで損をすることも。持続力を磨き、アイデアを形にするため信頼できる仲間を持ちましょう。

【土星】理想が高く知性的でも心は可憐でデリケート

プライドが高く気品があり正義感も強い人。自分のペースを守って柔軟さに欠けるため対人面で損をしそう。大らかな感情表現を心がけ、公私に良いパートナーを持つことが幸せでしょう。

また、これらの宿命星は陰陽(プラスとマイナス)によっても異なり、同じ宿命星でもニュアンスが変わってきます。

ですから、これまで全く言動が理解できない人に出会ったことがあると思いますが、その原因は宿命星によって根本的な考え方が全く違うことによって起こる感覚なのです。

ご自分がどの宿命星を持っているかは『 』をご覧になれば見つけることができます。

「宿命」を知ってこそ「運命」を正しく進むことができる

次に「運命」ですがこれは、生きているうちに自分が経験したことを加えて歩いていく道のりのこと。

「運ぶ命」と書くように、生活の中で体験したこと、感じたこと、思ったこと・・・などを全て自分の中に取り入れることによって形成されるもの。

人生を道だと例えると、運命は今まで歩いてきた過程と言ってもいいでしょう。

この運命は、自分の意志や考え次第でどんな風にも変えることができますし、選択することができます。

例えば、学生時代にサッカー部に入るか吹奏楽部に入るかでその後の運命は大きく変わるはずですよね?

そこが宿命との大きな違いですね。

また、運命は一度選択すると後戻りができない特徴もあります。

例えば吹奏楽部に入部して1ヶ月でサッカー部に転部したとしても、1ヶ月間吹奏楽部にいたことは変えることはできませんよね。

しかし、他のサッカー部員にはない「1ヶ月間吹奏楽部にいた」という経験がその人の運命なのです。

もっと分かりやすく言うと

選択の余地がないのが「宿命」で選択する余地があるのが「運命」

ということです。

しかしそうなると“間違った運命”を歩く可能性というものが出てきます。

宿命からするとAという選択が最良なのに、なぜかBという運命を選んでしまった・・・。

そうすることによって望んでいない未来を受け入れることになってしまうのです。

ではどうすれば自分が望んでいる幸せな人生を歩むことができるのか?

その前提は“自分の宿命”をきちんと把握することだと思います。

同じ「宿命」でも性格が全く違う理由

先ほど宿命は6つに分類されるとお話ししましたが、だからといって人の性格が6つに分類されるわけではありません。

六行易学は生年月日からその人の宿命を導きます。

ということは、6通り(プラスマイナスを加味すると12通り)しか分類されないのか?

・・・と思う人がいるかもしれません。

結論から言うと、その人の性格や価値観の基礎となる宿命は12通りしかありません。

しかしだからといって、人の人格や待ち受ける運命が12のパターンしかないと決めつけるのは間違っています。

例えば、全く同じ生年月日の人って必ずいると思います。

当然この人達が持っている宿命は同じものになりますが、その人が置かれている環境は全く別物のはず。

なぜなら、両親が違えば住んでいる地域も周りの人達も違うからです。

それによって、その人が歩く「運命」が変わってくるため、同じ生年月日でも性格や価値観が違ってくるのです。

ですから私の鑑定で、全く同じ結果が出た人は今まで1回もありませんし、全く同じアドバイスをしたこともありません。

ということは

いくら他人を真似したり同じ人生の目的地を目指しても、全く意味がないのです。

あなたの人生はあなたのものであり、その先にある幸せもあなた以外の人には何の価値もありません。

だからこそ“あなただけの幸せ”を手に入れるためにも、まずは自分の宿命を知るところから始めましょう。

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