今年の運勢の総括と2015年ハッピーになるためのキーワード

2014年ももうすぐ終わりを迎え、2015年が間もなく始まろうとしています。
あなたにとって今年はどんな年でしたか?
運勢的に良かったという人もいれば、悪かったという人もいるでしょう。
しかし、誰にも1年という時間は平等に与えられており、その限りある時間をどう過ごすかによって来年もしくは明日の運勢が大きく変わってきます。
六行易学では1年ごとにそれぞれテーマみたいなものがあり、そのテーマにそって行動していくことで、よりよい運勢を呼び込むことができます。
逆にテーマを無視した行動を続けると、良い運勢を呼び込むことができず、どんどん悪い方向へ流されていってしまう危険性がある。
そこで、2015年が六行易学から見てどんな年なのかをお話ししていきます。
2014年の運勢は「甲午」
2015年の話をする前に、まず今年がどんな年だったかについてお話ししていきます。
まず、易学でその年を紐解く時に「十干(じっかん)」と「十二支(十二支)」の2つを見ます。
十干とは古代中国から暦の表示などに用いられるもので
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
の10の要素からなっているものです。
そして十二支はご存知
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
の総称を言います。
そして「甲子(きのえのね)」から「癸亥(みずのとい)」までの60年を1つサイクルとし、その年の運勢を読みとるのです。
そして2014年は31番目の「甲午(きのえのうま)」でした。
甲とは、十干で最初に出てくる文字で“始まり”や“スタート”などといった意味を持ちます。
そして午は“別れ目”や“背く”といった意味があります。
つまり甲午という年は“今までの常識や通用していたものが徐々に通用しなくなり始める年”ということ。
そもそも甲午は31番目という60年の中で折り返し始めた年でもあります。
これを山登りに例えるのであれば、1年目から30年目が麓から山頂に登り、31番目から60番目は山頂から麓に降りるようなもの。
つまり、今までは山を登るための歩き方をしなければいけませんでしたが、これからは山を降りる歩き方をしないといけなくなるわけです。
当然、山を登るときと降りる時とでは、使う筋肉、態勢、視線・・・すべてが違います。
ですから、今までの価値観と一緒では上手くいかない、これからは新しい時代に適した価値観に変えていく必要があるのです。
2014年の運勢のテーマは“短期決戦”
ちょっと難しい話になりすぎてしまったので、もう少し具体的な話をしていきましょう。
まず2014年のテーマは“短期決戦”でした。
60年に1つのサイクルをするわけですから、同じ午年を5回過ごすことになり、その年によって“午”の種類が異なります。
そして2014年の馬は例えるならサラブレッド、つまり競走馬です。
競馬をされたことがある方なら分かると思いますが、競走馬は2000mくらいの距離をわずか数分で走り切ってしまいますよね。
つまり、2014年は
『今年始めたことは今年のうちに何らかの答えを出すこと』
これを意識した生活を送ることがポイントでした。
例えば、商売をされている人が新しい事業に進出した時、今年のうちに回収できるような短期的なものならよかったのですが、今年準備して来年から本格的に展開するような中~長期的なものだと失敗する可能性があります。
なぜなら、今年の価値観と来年の価値観では微妙に変化があるからです。
また恋愛などでも、恋人を作ったり結婚を決めるのであれば来年まで持ち越すのではなく今年のうちに白黒ハッキリ付けた方が賢明です。
ただし、ただがむしゃらに突っ走ればいいというものではありません。
競走馬も足首を壊せば走れなくなるように、自分の足元をおそろかにしていると根底から覆される危険性があります。
会社で言えば従業員、家族で言えば配偶者や子供といった人達ですね。
こうした、周りの人達とのコミュニケーションや絆をしっかりつなげていくことが2015年の運勢に大きく影響してきます。
ですので、今年1年周囲(特に自分を支えてくれた人達)との関係にあまり意識を向けてこなかったのであれば、今からでも感謝の気持ちを伝えたりして関係の強化をしたほうがいいでしょう。
2015年の運勢テーマは“曖昧さ”
2015年は「乙未(きのとのひつじ)」で、ご存知未年です。
未は十二支の中で最も穏やかな干支と言われており、平和主義や争いを避けるという意味があります。
言葉を換えると「八方美人」ということ。
そういったことから、2015年は大きな決断を避け、イエスともノーともとれるような曖昧な立場にいることが運勢を良くする秘訣です。
しかし、ただ何も考えずにどっちつかずの返答をしているのはただの優柔不断ですし、それでは良い運勢はやってきません。
大事なのは自分の中にしっかりと答えを持っていること。
特に来年は見た目がよかったり外見が良いものに目を奪われやすい時期でもありますし、美味しい話もたくさん出てくることでしょう。
しかし、これらの本当の姿が見えるのは2016年以降で2015年の間はそれが良いものなのか悪いものなのかの判別がつきにくくなります。
だからあえてどちらとも言わない、曖昧さが重要になってくるのです。
自分自身の主張や考えは必ず持っていないといけませんが、今年はそれを表に出すと裏目にでる可能性があります。
まずは社会の流れに流されてみて、どこに行くのかを見極めてから自分の考えに従って行動した方が大きな失敗をするリスクが減ることでしょう。
2015年は自分で自分の身を守る時代
先ほども言いましたが、2014年からは新しい価値観・新しい考え方に徐々に替えていく必要があります。
日本でも2014年の1年間で増税やTPPなどといった私達の生活に直接関わるようなことが次々と決定・施行されてきました。
これも1つの時代による価値観の変化と言えるでしょう。
そしてこの変化はどんどん大きくなっていきます。
昔はみんな同じで自由平等を謳っていましたし、それが民主主義の思想でした。
しかし今は「自分の身は自分で守る」不平等な時代になります。
もっと分かりやすく言うと
頑張った人はそれなりの結果と未来を手にすることができ、頑張らなかった人はどんどん置いていかれる時代。
今の格差社会は時代の流れによってこの先どんどんと広がっていくでしょう。
もう誰かや何かにすがっていれば何とかなる時代は終焉を迎えました。
この先は自分以外誰も自分自身と家族を守ってくれない、まさにサバイバルな時代に突入しようとしています。
でもそれは「自分の幸せは自分の手でつかむ」がより当たり前になっただけではないでしょうか。
あなたの幸せはあなた以外体現できる人はいません。
2015年、そしてその先もあなたの人生がハッピーであり続けるためにも残り僅かな2014年、そして今を後悔なく過ごしてもらえればと思います。